横浜市会議員斉藤達也公式ブログ

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横浜市会議員斉藤達也(さいとうたつや)公式ブログ

地元緑区霧が丘にある、インディアインターナショナルスクールインジャパン横浜校を訪問しました。

 

先週、3/8木曜日に、地元緑区霧が丘にある、インディア•インターナショナルスクール•イン•ジャパン横浜校を訪問しました。

横浜市の所管は、経済局が窓口となっており、経済局、国際局、通訳の方、そして地元霧が丘の住民の方も同席しました。
同校は、霧が丘地域ケアプラザ、霧が丘コミュニティハウス、霧が丘防犯防災活動センター、霧が丘地域スポーツ広場が入った複合施設「霧の里」の3階にあります。
平成21年4月の開校で、CBSE(インドの教育課程)認定校、国際バカロレア•ディプロマ•プログラム認定校でもあります。

当日は、Normal Jain ニルマル•ジェイン 校長
シルバ校長代理、ツーリ先生とお会いして、意見交換を行いました。
その意見交換の内容を報告します。


私:
最初に日本にインド人スクールを開校した思いについて伺います。
ジェイン校長:
インドから日本に多くのIT人材が来るようになりました。しかしインターナショナルスクールは学費が高く、日本の学校では言葉の問題があり、ご子息を同伴することができず、父親のみの単身赴任が多かったです。インドから日本に駐在に来るのであれば、本来、家族が一緒に来られる環境が必要です。これが、日本にインド人学校を開校した思いです。
私:
横浜校の開校の思いについて伺います。
ジェイン校長:
当時の横浜市の野田副市長から、市の政策として、インドからのIT企業誘致のために、学校をつくってほしいと頼まれました。当初は資金援助の話もありましたが、資金援助は断り、その他の様々な協力をえながら設立しました。
私:
児童生徒は、インドのみですか?他の国の方も受け入れていますか?
ジェイン校長:
インドが最も多いですが、パキスタンスリランカ、ネパールなど、多くの国の児童生徒を受け入れています。
私:
日本人も受け入れていると聞いています。
ジェイン校長:
インド式の算数、高度な数学に興味を持ち、入学を希望する日本人は多いです。また、最近の傾向として、インドに駐在していた日本人が日本に戻ったとき、現地で学んでいたやり方を継続させるために入学を希望する方もいます。また、インドへの駐在に向けて、あらかじめ馴れるために子供を入学させる方もいます。しかし、スペースがなく手狭になってきており、Noと言わざるを得ない状況となっています。
私:
評判も高いと聞いています。
ジェイン校長:
インドのIT関係者は非常に高い技術を持っており、その子供もレベルが高いです。
私:
児童生徒数が急増していると聞いたていますが、入学試験等は行っていないのですか?
ジェイン校長:
基本的には、入学希望者は全て受け入れています。彼らには教育を受ける権利があるため、できる限り門戸は閉じないようにしています。安倍首相が今後、多くの海外からの高度人材を受け入れるというスタンスを発表したため、さらに児童生徒が増加する可能性があります。しかしスペースに限りがあり、現在、より広いところへの移転も検討しています。
私:
地域との連携は、どのようなことをやっていますか?
トゥーリ先生:
霧の里10周年のイベントにインド舞踊などを披露しました。あとはヨガ教室、インド文化を紹介する教室を行ったことがあります。
ジェイン校長:
インド料理教室などできると思います。ただし学校には調理室がないため、場所の確保が必要です。市と話し合って、できることを検討していきたいです。
私:
学校として困っていることはありますか?
ジェイン校長:
生徒が急増していることが一番の問題です。現在、児童生徒数が270人を超えており、既に限界近くになっていますが、4月からは340人になる見込みです。
また、日本のマナー、ごみの捨て方など、児童生徒には教えているが、両親に教えるチャンスがなく、ごみ捨てや騒音など地域との問題を起こす方が多いことを苦慮しています。
私:公益財団法人横浜市国際交流協会(YOKE)等で横浜在住者向けの様々な講座を行っていると聞いているので、確認のうえ、情報提供していきます。
本日は有意義な意見交換になり、誠にありがとうございました。

上記の通り、生徒数が現在の教室で受け入れが限界に近い状況とのことで、今後学校として新たな場所を探していくこと、児童はもちろんその父兄の方に対するごみ捨てや騒音などの対応、地域との交流、共生、連携を模索することなど、状況がよく分かりました。
私達に出来ること、学校に対応してもらうこと、横浜市では経済局が所管していますので、地元自治会など地域の方々と連携しながら、今後もコミュニケーションを取っていきます。

 

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